営業が商談に使える時間を増やす、6つのAI活用 ── 京都信用金庫「QUESTION」価値創造セミナーに登壇しました

2026年9月28日(月)、コミュニティ・バンク京信さまが運営するコミュニティスペース「QUESTION」にて開催された「QUESTION価値創造セミナー vol.40」に、当社AI事業部の白神徹弥が講師として登壇いたしました。お取引先の経営者・営業責任者 約20名のみなさまに向けて、営業の現場でAIがどこまで“やり切れる”ようになったのかを、90分すべて実画面でご覧いただきました。
「人手は増やせない、でも売上は伸ばしたい」
今回のテーマは、コミュニティ・バンク京信さまがお取引先から日頃お聞きになっている声から決まりました。人を増やして売上を伸ばす、という以前のやり方が成り立たなくなっている。かといって、AIをどう使えばいいのかは分からない。
セミナーは、この状況に数字で向き合うところから始めました。2040年に不足する働き手は1,100万人。人手不足倒産のおよそ75%は、従業員10人未満の会社で起きています。一方で中小企業のAI導入率は20.4%。大企業との差は資金でも人材でもなく、社内に「使ったことがある人」が一人いるかどうかにある、というお話をしました。
AI活用にて皆さまが気にされるセキュリティの判断軸を、デモより先にお話しました
AIの話で必ず出てくるのが「顧客情報を入れて大丈夫なのか」という不安です。今回はデモをお見せする前に、まずこの問いにお答えしました。
お渡ししたのは、使ってよいか否かの二択ではなく、情報を三つに分けて考える判断軸です。そのまま入れてよい情報、顧客名などを伏せれば入れてよい情報、そして入れない情報。迷ったら入れない側に倒す。この日お見せしたデモは、すべて入れてよい範囲の情報で動かしました。
翌日、社員のみなさまに「この範囲なら使ってよい」と言えること。それがこのパートのゴールでした。
営業の1日に沿って、6つのデモを実際に動かしました
後半は、営業の1日の流れ(商談前→商談直後→社内の確認→提案→営業会議→問い合わせ対応)に沿って、6つの使い方を実画面でご覧いただきました。スライドの説明ではなく、その場で動かしました。
- 商談前:訪問先の調査レポートを、社名を渡すだけで(Gemini Deep Research)
- 商談直後:録音から議事録・日報・お礼メールの下書きまで(Gemini)
- 社内の問い合わせ:過去資料とベテランのボイスメモを入れたナレッジ窓口(Gemini Notebook)
- 提案:自社様式のままの提案書(ChatGPT プロジェクト)
- 営業会議:報告書と進捗表から会議資料を自動作成(ChatGPT スキル)
- 問い合わせ対応:AI営業エージェント(当社構築)
議事録や日報に1日1時間かかっているとすれば、週に5時間。商談2〜3件分の時間です。ここで取り上げた作業は、どれも売上に直結しないわけではありませんが、人がやらなくてよくなった分だけ、営業の時間を商談そのものに振り向けられます。
「AIに頼む」のではなく「AIが最後まで進める」── 6本目では、不動産会社さまで実際に稼働しているAI営業窓口を、参加者のみなさまにスマホから体験していただきました。お客さま役として問い合わせると、AIが希望条件を聞き返し、候補を示し、営業担当との面談日程を取り付けるところまで進みました。人は一件も電話をかけていません。
セミナー登壇において、心がけたこと
セミナー後、主催のコミュニティ・バンク京信さまのご担当者から、次のようなご感想をいただきました。
今回のセミナーでは、AIの仕組みや用語の解説に時間を割かず、営業の現場で実際に使っている画面をそのまま動かしてご覧いただく形をとりました。AIをテーマにした場では、用語の説明で時間が過ぎ、肝心の「自社のどの作業が変わるのか」にたどり着かないまま終わってしまうことが少なくありません。「いま」と「AIを置いたあと」を並べてお見せすることで、専門知識がなくても違いが分かる構成にしました。
順番にも理由がありました。「顧客情報を入れて大丈夫なのか」という不安が残ったままでは、どれほど便利な画面をご覧いただいても自分ごとにはなりません。だからこそ、判断軸をデモより先にお伝えしました。
このセミナーにお声がけいただいて
当社は普段、一社ずつお伺いしてAI導入のご支援をしています。ただ、ご相談をいただく前の段階で「AIは大企業のもの」「うちには人も仕組みもない」と判断されてしまう会社が、まだ多いと感じていました。
実際には、一人が五つの仕事を持っているような会社ほど、AIを置ける場所は広いと考えています。社長が決めれば来週から始められますし、様式の揃っていない資料も、いまのAIはそのまま読みます。だからこそ、金融機関さまのお取引先という、普段は当社の名前をご存じない経営者のみなさまに直接お話しできるこの場は、貴重な機会でした。
当社のAI導入支援について
当社は、AIをつくる会社として、導入から定着までをご支援しています。
AI研修が定着しない要因は、一般論を一方的に学ぶ形式にあると考えています。自社の業務と接続しないため、現場に戻ると使われません。そこで当社では、研修のずっと手前から着手します。

AI導入についてお困りでしたら、気軽にご相談ください
「うちのあの作業も、AIに任せられるのか」── そのひとことからで構いません。何から始めるかが決まっていない段階でも、現状を伺いながら、AIを置ける場所を一緒に探すところからお手伝いします。
[ご相談はこちら] https://coin.inc/contact/
開催概要
- 名称
- QUESTION価値創造セミナー vol.40「AIで時間を生み、売上に変える営業へ」
- 日時
- 2026年9月28日(月)18:00〜19:30
- 会場
- QUESTION 4F(京都市中京区河原町御池)
- 主催
- QUESTION(コミュニティ・バンク京信)
- 参加者
- 約20名(中小企業の経営者・営業責任者のみなさま)
- 講師
- 白神 徹弥(コインタックス株式会社 AI事業部)
[参考リンク]
QUESTION(コミュニティ・バンク京信) https://question.kyoto-shinkin.co.jp/